退職所得分析(プロ)

目次

退職所得分析機能 (「プロ」プラン以上のみ)

 退職金とiDeCoの受け取り方に応じた退職所得をシミュレーションできます。退職のタイミングと退職金の額で、退職所得額が異なってきます。複数の退職金を受け取る場合、それらの勤続年数が異なる場合、いずれも控除額が異なります。全ての条件を加味して計算し、可視化するのがこの機能です。iDeCoの受取時期や受取方法を検討する際にも活用できます。
 

(1)シミュレーションの確認方法


 シミュレーションの実行結果は、下記の2つの方法で確認いただけます。
(a)「Q2. 収入」設定画面からの実行  →  収入設定画面の最下部「退職所得分析」で確認(「Q2. 収入」のマニュアル
(b)「Q11. 貯蓄・投資」個人型確定拠出年金(iDeCo)の詳細画面からの「iDeCo分析」を実行  →  個人型確定拠出年金内のiDeCo分析の「(3)受取金分析」で確認(「Q.11 貯蓄・投資」のマニュアル


(a)「Q.2 収入」の「退職所得分析」



(b)「Q11. 貯蓄・投資」の「受取金分析」



(2)退職金が複数ある場合も、自動計算

 

1. 複数の退職金がある場合

   複数の退職金を受け取る場合の「控除計算」の確認ができます。退職のタイミングと退職金の額で、退職所得額を計算します。複数の控除計算を正確に知ることができます。「勤続期間」を入力します。「金額」はその年の受取額を入力します。



 

 「最も長い勤続年数(A)」以外の勤務のうち、(A)と重複していない期間は、(A)に加算して自動的に勤続年数を計算しています。
 ※ iDeCoについては、拠出期間のみ勤続年数とします(非拠出期間は含めない)。基準年以前に加入した記録については、全ての期間で拠出したとみなします。
 ※ 年数の計算は、1年未満切り上げで行います。

2. 過去一定期間内に他の退職金があった場合

   下記のように、一定期間内に他の退職金があった場合は自動的に「控除補正」を行っています。2つ目以降の退職所得控除で、重複期間が差し引かれます。
・通常の退職金を受け取るとき、前年以前の4年以内に他の退職金がある場合
・iDeCo退職金を受け取るとき、前年以前の14年以内に他の退職金がある場合
 控除補正のシミュレーション結果を見ながら、「iDeCo退職金」の受取時期を検討します。同様に、iDeCoの「年金受取」または「一時受取」の時期を検討することができます。詳しくは、個人型確定拠出年金(iDeCo)分析機能をご覧下さい。



「Q11. 貯蓄・投資」の設定画面

 

3. 以下の場合は「補正なし」となります。

・企業型・個人型共に「確定拠出年金」を他の退職一時金よりも後で受け取る場合。
・最後に受け取った退職一時金等から20年以降に受け取る場合。
・企業年金や小規模企業共済等を一時金として受け取る場合・最後に受け取った退職一時金等から5年以降に受け取る場合。
・最後に受け取った退職一時金等から5年以降に受け取る場合。