2019年 03月11日
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認可保育園・認定こども園の人気が高まる - チャートで見る「幼児教育・保育無償化」(2)

幼児教育・保育無償化で、認可保育園・認定こども園の人気がますます高まります。保活で条件が有利な家庭とは?また、実際の保育料はどうなるのか?
 小さい子どものいるファミリーには気になる「幼児教育・保育無償化」のニュース。

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 連載 専業ママのリサーチコラム
(3歳、1歳2児のママ38才 東大 -> 渡仏 -> 帰国 -> 総合職 -> 専業主婦)

(1)チャートで見る「幼児教育・保育無償化」実は多くの家庭が対象外??
(2)認可保育園・認定こども園への人気がますます高まる
(3)幼稚園と認可外保育園は無償化に上限3.7万円
(4)ヨーロッパの「幼稚園から大学まですべて無償」の実態(仮)

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前回はチャートでまとめてみました。(チャートで見る「幼児教育・保育無償化」)

 そのなかで、「認可保育園・認定こども園」や「障害児教育施設」を利用する家庭の保育料は完全に無料となっているものの、それ以外の家庭は一定額の補助金が支給されるだけだということが分かりました。今回のブログでは、この制度について少し考察してみたいと思います。

1、認可園にますます人気が集中する

 まず、「認可保育園」や「認定こども園」は現在でも大変人気があり、なかなか入ることができず待機児童となっている子供も多い・・・と、何年も前から話題になっています。

 保育園の激戦区で「保活(保育園探しの活動)」に勝ち残って「認可園」に入ることは、皆の望むところ。これからは、そのように保活で勝利した家庭が「無償化」の恩恵までも100%受けられるのですから・・・。今後は、ますます「認可園ねらい」が白熱しそうです。(※1)

 保活で条件が不利な人たちにとってはあまりありがたくない改革となるかもしれません。

 これからは、「保活」での条件が有利な家庭ほど、ますます手厚い支援が受けられる仕組みになるのです。

(※1 障害児教育施設利用者も全額無償化)

2、保活で条件が有利な家庭とは?

 認可園に入りやすい家庭とは、一般的にどんな家庭なのでしょうか。保育園への申し込み者には条件に応じて点数が加算されます。

 点数がより高い条件とは何でしょうか? - 例)世田谷区の場合

利用基準指数が50(最大)のもの

・週5日以上勤務し、かつ、週40時間以上の就労を常態
・入院1ヶ月以上
・障害者手帳所持
・重度障害者等の全介護
・介護、週5日以上、かつ、週30時間以上の付き添い
・災害などによる家屋の損傷、その他災害復旧
・死亡、離婚、行方不明、拘禁、離婚を前提とした別居等
・就学・技能習得等のため、保育にあたることができない場合(週5日以上、かつ、週40時間以上)

※45以下の各条件については、「保育のごあんない」に一覧があります。
「平成31年度用 保育のごあんない」(東京都世田谷区)より

調整基準のうち、指数が+20(最大)のもの

・ひとり親世帯(同居親族がいない)または父母不存在
・育休取得により、利用調整の対象となる保育施設・事業を一時退園し、育休明けに再入園の場合
・認定こども園在園児で、認定区分が1号から2号に切り替わり、引き続き同じ認定こども園のみの利用を希望する場合
・年齢上限がある区内の保育所等(利用調整の対象となる保育施設・事業に限る)の最終年齢クラスを卒園し、引き続き区内の保育所等の利用を申込む場合(卒園後の受け入れ先が確保されている場合を除く)


※+10以下の各条件については、「保育のごあんない」に一覧があります。
「平成31年度用 保育のごあんない」(東京都世田谷区)より


 以上から、「フルタイムで勤務している場合」と、「正規の学生として就学などしている場合」を除いては、利用基準指数が50になるのは、病気や障害や介護などの困難な状況の場合のみです。

また、調整基準の最大指数+20は、ひとり親世帯を除いては、「これまでも利用していて引き続き利用したい人に有利」になるように定められています。

3、実際の保育料

 具体的な金額を見てみましょう。これまで認可保育園では、世帯年収に応じて、月に2万円~8万円の保育料がかかってきました。
 

 認可外保育園では年収に関係なく月に6万円~10万円以上がかかります。多くの家庭の場合、数万円の差額があるため、認可園のほうが人気がありました。世帯年収が高い家庭では、認可園でも高い保育料を払うことになりますので、これまではあまり差が無いと考えていたかもしれません。

 これからは、金額面だけで考えると、年収に関係なく、認可外と認可ではかなりの差が開きます。それに加えて、認可保育園は認可外より保育内容が良く、安心できると言われています。認可園に今よりももっと人気が集中するのは明らかです。(※2)

(※2 東京都世田谷区の場合)

無償化の条件、金額については(チャートで見る「幼児教育・保育無償化」)

 

 一方で、認可保育園は増設されていますので、将来的にはどんな家庭も希望すれば認可園に入れるようになる・・・と願いたいですね。

 

 中には教育内容を重視して、「保育が必要な家庭」であるにも関わらず幼稚園に通わせる家庭もあるようです。
次回は、幼稚園を利用する家庭についても考察してみたいと思います。

 

 




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