2019年 11月14日
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ライフプランソフト比較!前提条件の違いだけで1億円もの差が

前提条件の違いだけで1億円もの差!

最終更新日 2019/11/25

2019/11/25 ソニー生命 LiPPS、メットライフ生命を追加しました。
2019/11/14 大成功家族ver6を追加しました。 



こんにちは、FP-UNIV開発チームです。
以前、年金分析に特化した実行結果の比較を行いました。
ライフプランソフトの違い計算精度の違いで、その差なんと900万円!?その年金受給額計算は正しいか?年金機構から衝撃回答

今回は、ライフプラン上最も重要な数値ともいえる、
「現預金残高」にどれだけ差が出るかをお伝えしたいと思います。

まず検証したライフプランサンプルはこちら。非常にシンプルです。
1. 30才独身(2019/1時点) 1989年1月1日生まれ
2 居住地 東京都世田谷区
3. 現在から65才まで 月収50万円 退職金なし
4. 支出(生涯)  30万円/月
5. イベント(夢) 30万円/年
※30歳以前の職歴は入れない状態で、年金計算はソフトに委ねます。
※ソフトが初期設定で退職金を出す場合は、そのまま実行します。



そして、ソフトの基本設定のままシミュレーションした結果がこちらです。
  現金・預金残高2069年末
80才時点(50年後)
東海東京証券 6,837万
milize 4,002万
群馬銀行(東京海上日動あんしんコンサルティング) 3,713万
FP名人(オンライン更新版2019) 1,474万
メットライフ生命 -342万
大成功家族 ver5 -1,285万
大成功家族 ver6 -1,290万
FP-UNIV -1,430万
ソニー生命LiPPS -3,275万
ファイナンシャルティチャー(6) -4,725万
(2019年11月25日 FP-UNIV 調べ 基本設定使用)
(11/14検証結果を改訂しました@mucchan_050812 さんご協力ありがとうございました!)


80才時点での現預金残高は、
東海東京証券の6,800万円に対し、ファイナンシャルティーチャーは-4,700万円
その差なんと1億円
同じライフプランシミュレーションでも、こんなにも差が出てしまうのです。

この原因は一体何なのでしょう?
 

原因はズバリ、前提条件にあり

先ほど「ソフトの基本設定のまま実行」と述べました。

答えを言ってしまうと、基本設定のまま実行した場合、
物価上昇率や給与上昇率といった数値にバラつきがあったり、統計値が使われてしまうことが原因です。
この数値を「前提条件」と呼ぶことにしましょう。

基本設定のままの場合、各ソフトの前提条件の一部はこのようになっています。
 

物価上昇率

(年率)

給与上昇率
(年率)
預金利率
(年率)
年金計算 その他
東京東海証券 0% 統計データ      
milize 0% 統計データ 0.001% 職歴現在以降 IT系職種
東京海上日動あんしんコンサルティング 0.52%  
統計データ
0.02%   退職金
FP名人 0.78% 統計データ 0.0008% 統計データ  
メットライフ生命 0% 0% 0%   税率20%で計算
大成功家族 0% 0% 0% 自動計算?  
FP-UNIV 0% 0% 0% 自動計算(基礎満額) 2019年10月から増税
ソニーLiPPS 0.2% (夢1.5%) 0%   自動計算  
ファイナンシャルティチャー 0.8% 0% 0.5% 現在の働き方から簡易推計  

こんな、ささいな違いが影響するの?
そう思われるかもしれません。

ですが実際、前提条件をFP-UNIVの初期条件(物価上昇率、給与上昇率、預金利率を0%)にそろえると、以下のような結果になります。(仕様により条件をそろえることができなかったソフトについては割愛しています)
  現金・預金残高【80才時点(50年後)】
基本設定のまま 条件統一後
milize 4,002万 553万
ファイナンシャルティチャー(6) -4,725万 -196万
メットライフ生命 -342万 -342万
ソニー生命LiPPS -3,275万 -896万
大成功家族 ver5 -1,285万 -1,285万
大成功家族 ver6 -1,290万 -1,290万
FP名人(オンライン更新版2019) 1,474万 -1,309万
FP-UNIV -1,430万 -1,430万
(2019年11月25日 FP-UNIV 調べ 基本設定使用)

大幅に差が縮まったのがわかりますね。(それでも、約2000万円もの差がありますが)
この結果からも、前提条件の違いが大きな影響を及ぼす、と言えると思います。

もちろん、それぞれのソフトで設定値を変える事はできます。
ですがそれはFPの匙加減による部分でもあるため、一般利用の方は特にご注意ください。
 

まずはこの2点に注意しよう!

以上の結果を踏まえ、最後にライフプランシミュレーションを行う際の注意点をお伝えしておきます。

1.前提条件チェック

今回は、計算の精度以前の問題として、前提条件による影響が大きいことがわかっていただけたと思います。
  • 物価や給与の上昇率、金利は現実的かどうか
  • 統計値データを利用の場合は、本当にご自身のケースに当てはまるかどうか
この点をまずは確認しましょう。
 

2.定期的な見直し

定期的にライフプランを見直す事も重要です。

前提条件は環境とともに変化するので、最初にライフプランを作った時に確認するだけでは不十分だからです。
予定通りにいってなかったり予定より余力ができた場合など、ライフプランは見直すたびに改善できます。
 

相談業務をされている方へ

ご相談者がFP相談を行った後、何かモヤモヤが残ったという声をよく聞きます。
これには、統計データがご自身の条件と合わなかった、前提条件が理解できていなかった、といった要因もあるのではないでしょうか。
前提条件について相談者とプランナーの相互理解を深めていきましょう。

FP-UNIVの「ライフプラン共有機能」は、作成したライフプランをご相談者様とオンライン上で共有できる機能です。
プランの見直しにも利用されていますので、ぜひご活用ください。


他のソフト検証結果募集中

本記事で検証した以外のソフトをお持ちの方、ぜひ検証結果をご連絡ください。
検証結果とともに、ご提供者様のクレジットも掲載したいと思います。
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2019年11月14日  むっちゃんさん情報提供と検証にお付き合いいただきありがとうございました!感謝いたします。


※ 更新情報
・2019年11月25日 匿名希望さんのご協力のもと、ソニーLiPPS、メットライフ生命の試算結果を追加しました。
・2019年11月14日 @mucchan_050812 さんのご協力のもと 大成功家族、FP-UNIVの計算結果を改訂しました。
・2019年11月14日 @mucchan_050812 さんのご協力のもと 大成功家族ver6を追加しました。
・2019年10月30日東海東京証券を追加しました。
・2019年10月29日東京海上日動あんしんコンサルティングを追加しました。
・2019年10月24日FP-UNIVの試算結果を修正しました。(65才以上介護保険に対応)
・2019年10月18日milize追加しました。
・2019年9月10日 初稿
 



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