遺族基礎年金の生計維持条件に関する不具合ならびに、障害厚生年金の加入判定に関する不具合を修正しました

遺族基礎年金の生計維持条件に関する不具合を修正しました。
現象
本来出るはずの遺族基礎年金がでていないケースがありました。
原因
生計維持条件の不具合
前提条件
前年の収入にローン借入金が含まれる不具合を修正しました。
物件に紐づかないローンがある場合、FP-UNIVでは負債欄だけではなく、「収入その他」にも計上しています。
「収入その他」に計上された所得が生計維持条件に影響していたため、遺族基礎年金が出ない不具合が発生していました。
修正日
2021年1月4日
障害厚生年金の加入判定に関する不具合を修正しました。
現象厚生年金の被保険者期間外に、障害等級3以上になった場合でも障害厚生年金を支給される不具合がありました。
原因
障害認定日の厚生年金加入判定に不具合がありました。
前提条件
厚生年金退職後に障害認定を想定したシミュレーションを行った場合
修正日
2022年1月6日
※既に障害年金を受給中の方は、年金設定欄から直接金額を指定してください。
異なる種類の年金間の併給調整
異なる種類の年金の受給要件を満たしていた場合、現実の制度に即して併給調整を行います。年齢に応じて、併給調整できるパターンは異なります。FP-UNIVでは、受給可能な全パターンのうち金額が最大となるものを選択します。
支給時の年齢 | 併給可能パターン |
---|---|
60歳未満 | 1. 遺族基礎 + 遺族厚生 2. 障害基礎 + 障害厚生 |
60〜65歳 | 1. 遺族基礎 + 遺族厚生 2. 障害基礎 + 障害厚生 3. 特別支給の老齢厚生 |
65歳以上 | 1. 老齢基礎+老齢厚生+遺族厚生(老齢厚生との差額のみ) 2. 障害基礎+老齢厚生+遺族厚生(老齢厚生との差額のみ) 3. 遺族基礎+老齢厚生+遺族厚生(老齢厚生との差額のみ) 4. 障害基礎+障害厚生 |
老齢厚生と遺族厚生との併給調整
以下の3つを比較して、最も多い額の年金が支給されます。1. 老齢厚生年金の額
2. 遺族厚生年金の額
3. 老齢厚生年金の2分の1+遺族厚生年金の3分の2(配偶者が死亡したときに支給される遺族厚生年金のみ)
2と3の場合、老齢厚生年金が全額支給された上で、差額が遺族厚生年金から支給されることになります。
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