年金の自動計算
目次
FP-UNIVの年金自動計算
FP-UNIVでの年金の自動計算は、次のデータに基づいて行われます。
(1)過去の年金加入実績
(2)将来の収入による年金加入状況
※ 将来の収入設定がない場合でも国民年金に加入したものとして計算が行われます。
※ 国民年金の任意加入については対応していません。
※ 公務員の経過的職域加算には対応していますが、退職等年金給付には対応していません。
※ 将来の「標準報酬月額」にも、最新の「再評価率」を適用して計算しています。この方式は「日本年金機構」の試算方法と同様です。
参考:再評価率について(日本年金機構)
年金制度対応表
年金 | 種別 | 計算方法 | 対応加算 | その他 | 支給月 |
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老齢年金 |
基礎年金 |
1. 直接入力※ 2. 加入実績に基づく自動計算 |
子の加算、振替加算 | 免除月数設定 繰上繰下げ支給・調整 |
偶数月に直前2ヶ月分を支給 |
厚生年金 | 経過的加算、加給年金、経過的職域加算 | 繰上繰下げ支給・調整 在職老齢調整 |
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障害年金 |
基礎年金 | (受給中の場合) 直接入力を元に上限制御 (将来の障害認定の場合) 障害等級、および加入実績に基づく自動計算 |
子の加算 | ||
厚生年金 | 経過的加算、加給年金、経過的職域加算、配偶者加算 | 300カ月補正 | |||
|
基礎年金 |
(受給中の遺族年金) (将来の万が一亡くなった場合の遺族年金) ※支給対象者が複数いる場合 |
子の加算 | ||
厚生年金 | 経過的加算、経過的職域加算、中高齢加算※、 経過的寡婦加算 |
短期要件・長期要件判定 短期要件の300月補正 |
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寡婦年金 | 加入実績に基づく自動計算 |
異なる種類の年金間の併給調整
異なる種類の年金の受給要件を満たしていた場合、現実の制度に即して併給調整を行います。年齢に応じて、併給調整できるパターンは異なります。FP-UNIVでは、受給可能な全パターンのうち金額が最大となるものを選択します。
支給時の年齢 | 併給可能パターン |
---|---|
60歳未満 | 1. 遺族基礎 + 遺族厚生 2. 障害基礎 + 障害厚生 |
60〜65歳 | 1. 遺族基礎 + 遺族厚生 2. 障害基礎 + 障害厚生 3. 特別支給の老齢厚生 |
65歳以上 | 1. 老齢基礎+老齢厚生+遺族厚生(老齢厚生との差額のみ) 2. 障害基礎+老齢厚生+遺族厚生(老齢厚生との差額のみ) 3. 遺族基礎+老齢厚生+遺族厚生(老齢厚生との差額のみ) 4. 障害基礎+障害厚生 |
老齢厚生と遺族厚生との併給調整
以下の3つを比較して、最も多い額の年金が支給されます。1. 老齢厚生年金の額
2. 遺族厚生年金の額
3. 老齢厚生年金の2分の1+遺族厚生年金の3分の2(配偶者が死亡したときに支給される遺族厚生年金のみ)
2と3の場合、老齢厚生年金が全額支給された上で、差額が遺族厚生年金から支給されることになります。
○ 年金の入力方法についてはこちらをご覧ください。
○ 年金分析についてはこちらをご覧ください。