2019年 09月17日
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年金計算を誰でも、もっと正確に。年金情報の入力フォームを改善いたしました

 FP-UNIVでは年金計算に統計値を使っていません。

 FP-UNIVは、法令に基づいた正確な受給額計算と実務上の受給月、さらには年金にもかかる所得税から在職老齢年金の再計算まで忠実に再現できる唯一のライフプランシミュレーションです。2019年2月にリリースした「年金分析2.0」ではありますが、リリースから半年間プロFPの方に使っていただく中で課題も浮き彫りになってきました。


 課題1. ねんきん定期便情報の入力漏れによるミスを防ぐ
 課題2. ねんきん定期便が手元にない場合の計算方法の明確化
 課題3. 統計値ではないリアルな年金計算の必要性

課題1.ねんきん定期便情報の入力漏れによるミスを防ぐ

 プロユーザーの方から、「ねんきん定期便の情報を入力するだけで、日本年金機構と同等の計算結果が返ってくることから、相談者の方との信頼関係構築に絶大な効果を発揮している」と嬉しい評価を頂いています。しかしながら熟練したFPからも「計算があいません」という声を頂く事があります。


 その原因は必須項目の入力漏れでした。


 同一箇所の入力漏れが原因であることが判明し、開発チームでは入力漏れが起こらないように改善致しました。

課題2.ねんきん定期便が手元にない場合の計算方法の明確化

「初回面談などで定期便の情報が入手できない場合にどのように入力すれば良いですか?」というお問い合わせも頂いております。実際FP-UNIVを使っている方の中でねんきん定期便情報を入力していない方は多くいらっしゃいます。

 FP-UNIVのポリシーでは正確な年金記録に基づく正確な計算に重点を置いてきましたが、これまでの収入設定に基づきある程度計算できる機能の必要性を感じました。


 そこで、「過去の加入記録を入力しない」という選択肢を新たに設ける事で、老齢基礎年金は全期間加入したものとみなし、厚生年金は過去の収入設定に基づいた年金計算を行う仕様に改めました。


 これにより、過去の収入設定を基にしたおおよその年金計算が可能となりました。
実際の年金額よりも過大にでる可能性があります、厚生年金未加入期間がある場合は過少にでる可能性があるので、あらかじめご注意ください。

課題3.統計値ではないリアルな年金計算の必要性(その差900万円も場合も)

 金融庁の審議会報告書をきっかけに、老後資金2000万円の不足問題が多く話題に上っています。皆さんご存知の通り老後資金を考える上で、年金の受給額は計算の基礎となる部分です。しかしながら、実際にいくら受給できるのか?を個人ごとに計算しようという所まで議論が進んでいないようです。

 ところで年金の受給額計算ができるシミュレーションソフトをFP-UNIV以外でご存知でしょうか?
その多くは、統計値や概算計算をベースとしており年金額が過剰に出てしまいます。実は、ねんきん定期便情報を入力するタイプのシミュレーションも例外ではありません。

 これまでは正確にシミュレーションできるソフトがなかったために、どのぐらいの差があるのか検証もできなかったと思われます。FP-UNIVでは、WEBで検索可能なソフトについて計算結果の比較を行なっていますので是非参考にしてください。

「その差900万円その公的年金受給額計算は正しいか?」
https://study.fp-univ.net/blog/29



 FP-UNIVをご活用の皆さんは、是非正確な年金受給額計算をご活用ください。


 老齢年金だけではなく、遺族年金額もその時点での家族構成や収入状況によって正確に計算しています。今までは難しかった詳細なシミュレーション結果と、年金機構からの資料を照らし合わせることで、その正確さを証明できるため、相談者との信頼関係構築に役立ちます。

 

「前提条件の違いだけで6500万円もの差が」
https://study.fp-univ.net/blog/53

詳細で正確なライフプランだからことそ築ける顧客との長期的な信頼関係

 合わせて注意いただきたいことがあります。


 これまで他のソフトを使われていた方の中には、FP-UNIVのシミュレーション結果が全く異なるケースがあります。FP資格をお持ちに方でしたら前提条件について理解いただけるかと思いますが、各ソフトの初期設定や計算の根拠がわかりにくい事がございます。
 

 初期設定の違いだけで単純なキャッシュフローであっても貯蓄残高に6000万円もの差が出る事例があります。

「前提条件の違いだけで6500万円もの差が」
https://study.fp-univ.net/blog/53


 FP-UNIVでは、現在価値に基づいてニュートラルな状態を初期設定としております。
 現状分析を現在価値で行なっていただいた上で、物価上昇率などを加味していただけます相談者様にも理解しやすいプラン提供ができます。

 前提条件の違い、年金計算の違い、税金計算の正確さなど、各数字の根拠について月々の詳細なキャッシュフロー内訳をご確認ください。
正確で根拠のある数字は相談者様との信頼関係構築に役立ちます。

 最後に、ライフプランが予定通りに進んでいるかどうか?
FPの皆様が定期的にコンサルティングしていただくことで、より多くのご家庭のお役に立てればと思っております。



FP−UNIVのご利用開始はこちらから(無料)