ひとりで子どもを育てながら、今より家賃の低い都営住宅への住み替えを考えている方へ。家賃を減らしたくても、引越しの前後にまとまったお金を用意するのが難しいことがあります。
入居時は、新しい家賃だけでなく、保証金、引越費用、旧居と新居の家賃が重なる分を足してみてください。家賃が月7万円から3万円に下がっても、これらを同じ月に払う説明例では、住まい関係の支払いが22万円になります。
11月募集が受付中。申込みと入居は別の時期
東京都は2026年10月22日に、11月の都営住宅入居者募集を発表しました。受付は11月2日に始まり、オンラインは11月17日23時59分までに申込み完了、郵送は11月17日までに渋谷郵便局へ必着です。申込書の配布・ダウンロードは11月11日まで。東京都・10月22日の発表、JKK東京・今回の募集案内
都内居住、住宅に困っていること、世帯人数に応じた所得基準などの申込資格があります。ひとり親であれば全員が入居できるわけではありません。家族向の資格と申込地区を募集案内で確認してください。抽せん後に資格審査や住宅の準備があるため、申込月から家賃が下がる計画にはしません。11月募集・家族向の入居資格、申込みから入居までの流れ
月4万円下がる家賃と、引越し月の22万円を分ける
例えば、親と子の2人で暮らし、旧居の家賃が月7万円、新居の住宅使用料が月3万円になる場合です。使用料は都営住宅の家賃に当たるお金です。以下の金額・時期は説明例で、募集住宅の実際の家賃や入居予定ではありません。
都営住宅の保証金は使用料2カ月分で、住宅を返還するときは原則として還付されます。新居の使用料が3万円なら、保証金は3万円×2カ月=6万円です。あとで戻る可能性のあるお金でも、支払う時点では現金・預金が必要です。JKK東京・住まいのしおり「入居までの手続き」
入居を2027年7月と置き、保証金6万円と引越費用6万円も7月に払い、旧居・新居の家賃をそれぞれ1カ月分払う例を並べます。
| 住まい関係の支払い | 6月・引越し前 | 7月・引越し月 | 8月・引越し後 |
|---|---|---|---|
| 旧居の家賃 | 7万円 | 7万円 | なし |
| 新居の使用料 | なし | 3万円 | 3万円 |
| 新居の保証金 | なし | 6万円 | なし |
| 引越費用 | なし | 6万円 | なし |
| 合計 | 7万円 | 22万円 | 3万円 |
7月は7万円+3万円+6万円+6万円=22万円。6月の7万円より15万円多く、8月以降の家賃は6月より月4万円少なくなります。食費・光熱費・共益費、旧居の原状回復費、家具などはこの22万円に含めていません。必要な額を別に足してください。
これは支払額の単純計算で、FP-UNIVの実行結果ではありません。保証金をすべて最終的な費用とみなす比較でもありません。旧居の敷金が返る予定でも、精算額と振込日が分かるまでは、7月の支払いに使えるお金に含めず確認します。
Q6の家賃と初期費用、Q8の引越費用を入れる
用意するのは、旧居の契約書、新居の使用料と保証金の案内、引越しの見積書です。退去の予告期限と最後の家賃、保証金の納期限を確認し、払う月を決めます。入居月が未定なら、現在のプランを複製して候補月を置き、決まった時点で更新します。
上の7月にまとめて払う例では、Q6「住まい」の「メイン居住設定」にある「賃貸物件」で旧居と新居を分けます。「賃料/月」も「初期費用(入居時)」の「敷金」も単位は万円です。都営住宅の保証金6万円を、この例では敷金欄に入れます。
| 場所 | 入力する内容 |
|---|---|
| Q6・旧居の賃貸物件 | 賃料/月:7万円。契約期間の終了は2027年7月に対応する世帯主の年齢・月。最後の支払い月と照合します。 |
| Q6・新居の賃貸物件 | 賃料/月:3万円。契約期間の開始は2027年7月に対応する世帯主の年齢・月、終了は住む予定に合わせます。初期費用の敷金:6万円。礼金/一時金・仲介手数料・更新費用は、この例では0万円です。 |
| Q8・ご家族の「その他」 | 摘要:引越費用。実施期間の開始:2027年7月に対応する世帯主の年齢・月、終了側:1回限り。一回当たりの金額(税込):6万円。 |
年齢と月の横に出る西暦表示で、2027年7月になっているか照合してください。保証金を入居より前の月に払う場合は、Q6の敷金欄を0万円にし、Q8の「その他」で「新居の保証金」として実際の支払月に1回だけ6万円を入れる方法があります。Q6とQ8へ同じ保証金を重ねて入れないようにします。保証金の還付は、将来の受取額・時期を別に確かめます。
旧居と新居の家賃が同じ月に発生するなら、重なる費用を消してしまわず、契約期間と月別の支払いを照合します。実際の使用料の日割り、家賃の前払い、共益費などがあれば、通知書・契約書の金額と支払月を優先してください。Q6・住まい設定、Q8・一回だけの支出
引越し月の支出と、同じ月の現金・預金を見る
入力を保存して「ライフプラン分析」を実行し、キャッシュフロー表の「支出」から「家」を「+」で開きます。「月額費用」が家賃、「購入費用」が賃貸の敷金などの初期費用です。それぞれの2027年の金額セルから月別表示へ進み、6月・7月・8月を比べてください。Q8の引越費用も「ライフイベント」などの内訳から同じ7月を開きます。
続いて「貯蓄残高」を展開し、現金・預金の7月の残高を、7月の生活費と一緒に読みます。年の合計が減っていても、引越し月に支払いが集まることがあります。給料や手当が入る日より先に払う費用は、月末残高だけでは分からないので、通帳と支払期限でも確かめてください。キャッシュフロー表の内訳と月別表示
FPの面談では「旧居の家賃はいつまで必要か」「保証金の納期限はいつか」「住み替え後も通勤や子どもの生活を続けられるか」を聞くと、家賃以外の条件も整理できます。ご本人が何を優先したいかを聞き、家計に合う時期や準備額を一緒に考えます。
FP-UNIVは、特定の保険・金融・不動産商品の販売を目的としない、中立な総合ライフプランソフトです。家賃だけでなく、税・社会保障制度を踏まえた月ごとのキャッシュフローに給与・手当・生活費を重ね、暮らし全体の選択肢を考えます。
入居時期や使用料が決まるたびに、ご自身のライフプランを更新してください。計算の時間を減らすと、FPは住み替えでかなえたい暮らしを聞き、助言や提案を考える時間を取れます。
2026年11月3日確認。募集の発表日は10月22日、受付開始は11月2日です。家賃・引越費用・2027年7月の入居は説明用の条件で、実際の入居や家賃を保証するものではありません。









