あなたの薬代が上がるかも?|来年3月の変更と、家計の備え方
FP-UNIV 活用術|通院で薬を受け取る方へ
あなたの薬代が上がるかも?
2027年3月から、一部の処方薬で自己負担が変わる予定です。ただし、すべての薬や、すべての方が対象になるわけではありません。
「いつもの薬も対象なの?」「治療は続けたいけれど、毎月の家計は大丈夫かな」。まずは医師や薬剤師に、ご自身の薬が対象か、負担がどう変わるかを確認してみましょう。
この記事では、対象を確かめるポイントと、確認した負担額をFP-UNIVの家計に入れる方法をご紹介します。仮に月2,000円増えるなら、12カ月で24,000円。支払う月と、その月の貯蓄を一緒に見ると、備えを考えやすくなります。
36秒で確認:月2,000円と、12カ月の差
金額は仮定の例です。制度の対象確認と、Q4の入力・月別の見方は、この下で詳しくご案内します。
来年3月の変更。全員の薬代が増えるわけではありません
厚生労働省は9月30日更新の案内で、2027年3月1日から一部のOTC類似薬に、薬剤費の4分の1の別途負担を設けると説明しています。OTC類似薬とは、市販薬との成分・投与経路などが対応する一部の医療用医薬品です。厚生労働省:制度と対象外の条件
子ども、がん・指定難病などの治療、医師が長期使用を医療上必要と認める場合など、対象外となる条件があります。「自分の薬も増える」と決めず、薬の名前・処方目的・使う期間を医師や薬剤師に確認しましょう。2026年10月14日時点では、この制度はまだ始まっていません。
4分の1は「今の窓口負担額の25%を足す」という意味ではありません。対象薬の薬剤費を基にした仕組みです。薬の変更や受診の要否を家計だけで決めず、ご自身の治療に合う説明を受けてから、確認した負担額をプランへ反映します。
まずは仮定で、暮らしへの差を見てみる
説明用に、通院の自己負担全体が月5,000円から7,000円に変わると仮定します。制度から算出した増加額ではありません。診察・薬代などを含める範囲をそろえ、2027年3月〜2028年2月の12カ月を比べます。
| 仮定の案 | 毎月の自己負担 | 12カ月合計 |
|---|---|---|
| 今の金額が続く | 5,000円 | 60,000円 |
| 3月から変わる | 7,000円 | 84,000円 |
差は月2,000円、12カ月で24,000円。月の余力が小さい時期や、ほかの出費が重なる月があれば、そこから確かめてみましょう。2027年の暦年では3〜12月の10カ月なので、差は20,000円です。
入力してみる:Q4で「いつから」を分ける
今のプランを複製し、通院費が変わる案を作ります。収入・住まい・教育費などはそろえ、今回の通院費だけを変えると、比較の理由が分かりやすくなります。
- Q4「生活費設定」で、ご本人のタブを開きます。「生活費スケジュールを追加」から、内容を「通院の自己負担」など分かる名前にします。
- 金額は万円単位です。5,000円は0.5万円、7,000円は0.7万円。周期を「1」「ヶ月ごと」、全体上昇率を「0%/年」にすると、この固定額の仮定で比較できます。
- 変わる案では、旧金額の期間を2027年2月まで、新金額を2027年3月からに分けます。入力の期間はご本人の年齢・月です。たとえば1985年7月生まれなら、2027年3月は41歳・3月、2028年2月は42歳・2月として指定します。
この例の比較期間は12カ月ですが、実際に負担が続く期間は確認して設定します。生活費の一括額に同じ通院費が入っているときは、その分を切り分け、二重計上を避けましょう。Q4の入力方法
今回は、確認した自己負担額を通常の生活費へ手動で入れる方法です。制度の対象判定や新しい別途負担の自動計算を、FP-UNIVが行うという説明ではありません。
結果のここを見る:支払月と、同じ月の貯蓄
保存後に「ライフプラン分析」の結果画面で「実行」を押します。キャッシュフロー表では、年額は万円、クリックして開く月別表示は円です。
- 「支出」→「生活費」の「+」で、ご本人と通院費の内訳を開きます。2027年の金額セルをクリックし、2月までの5,000円と3月からの7,000円が、設定どおり切り替わるかを見ます。
- 「貯蓄残高」も同じ年から月別を開き、費用が変わる3月と、ほかの大きな支払いが重なる月を、変更前後の案で比べます。
- 差を確認できたら、本人が続けたい治療を前提に、ほかの支出や積立額、支援の相談先を考えます。「薬代を削る」だけに選択肢を狭めないことが大切です。
キャッシュフロー表の個人別・月別の見方。貯蓄残高の差は、税・社会保険、収支調整、ほかの設定にも影響されます。上の24,000円は支出の単純な差で、実行後の貯蓄差を保証する数字ではありません。
FPとの面談に持っていく、3つのメモ
- 領収書・明細:何を含めた月額か、診察・薬・交通費などを整理。
- 確認した負担額と開始月:医療機関・薬局の説明を反映。未確定なら別案として保管。
- 続けたい暮らし:通院の頻度、働き方、家族への相談など、ご本人の希望。
FPは「毎月ほぼ同額ですか?」「まとめて受け取る月はありますか?」「同じ時期にほかの支払いは?」と伺い、平均額だけでは見えない資金の動きを整理できます。
治療を続ける暮らしを、家計全体で考える
FP-UNIVは、特定の保険・金融・不動産商品の販売を目的としない中立な総合ライフプランソフトです。税・社会保障制度を踏まえた月ごとのキャッシュフローで、暮らし全体の選択肢を考えます。
自分のライフプランを持ち、負担や働き方が変わったら育て直す。計算の時間を減らし、FPが相談者の話を聞き、助言や提案を考える時間をつくります。小さな金額の悩みも、相談してよい家計のテーマです。
確認日:2026年10月14日。制度案内の更新日:2026年9月30日、施行日:2027年3月1日。金額例は仮定の単純計算で、FP-UNIVの実行結果ではありません。
FP−UNIVのご利用開始はこちらから(無料)









